事業概要

Business Outline

佐賀伊万里バイオマス発電所(仮称)の事業スキーム

当社は佐賀伊万里バイオマス発電所 (仮称)において、PKSを主燃料にバイオマス発電事業を行います。

図 図

伊万里グリーンパワーの強み

地球に優しいバイオマス発電事業で、世界的なエネルギー脱炭素化に貢献
発電の主燃料となるPKS(※1)とは、パーム椰子の種からパーム油を搾油した後に残った椰子殻のことです。
発電で燃料を燃やすとCO₂が発生しますが、パーム椰子は成長過程でCO₂を吸収し、大気中のCO₂が相殺されるため、バイオマス発電は地球に優しい発電方法であると言われています。
GGL認証付きPKSの調達により、環境・地域社会に配慮したバイオマス発電事業を展開
主燃料となるPKSは、当社グループのインドネシア法人であるPT INTERNATIONAL GREEN ENERGY(IGE)(※2)より調達します。IGEから調達するPKSは、2021年12月にGGL認証(※3)を取得しており、持続可能な方法で生産されていることが第三者機関によって認証されています。当社では、このような持続可能性のある燃料の調達により、環境・地域社会に配慮したバイオマス発電事業を展開してまいります。
伊万里市の地域活性化に貢献
バイオマス発電事業の運営にかかる産業や地域の雇用を創出し、伊万里市をはじめとする周辺地域の活性化に貢献します。

(※1)PKS
Palm Kernel Shellの略称で、パーム椰子の種からパーム油を搾油した後に残った椰子殻のことです。
PKSを燃料として発電した電気は、再生可能エネルギー固定価格買取制度の買い取り対象となっており、また、二酸化炭素排出係数を低減できるため、クリーンなエネルギーとして注目を集めています。

(※2)PT INTERNATIONAL GREEN ENERGY (IGE)
PKS等のバイオマス燃料の調達・貯蔵・選別・出荷・販売を行う、テスグループのグループ会社です。
IGEホームページ:http://igeid.com/
テスホールディングスホームページ:
https://www.tess-hd.co.jp/

(※3)GGL認証
GGL認証は、2002年に発足した歴史の長い持続可能なバイオマス認証のひとつであり、調達されたバイオマス製品が持続可能な方法で生産されたという保証を提供するスキームです。
日本においては、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)に係る事業計画策定ガイドライン(バイオマス発電)で定められた第三者認証のひとつとなっております。

バイオマス燃料の持続可能性確保に関する取り組みについて

資源エネルギー庁が策定している「事業計画策定ガイドライン(バイオマス発電)」(2023年10月改訂)に基づき、取組内容及び燃料発生地点の情報を公開いたします。

〜使用しているバイオマス燃料の持続可能性を担保している第三者スキームの名称〜
当発電所の主燃料となるPKSは、当社グループのインドネシア法人 IGEより調達し、IGEから調達するPKSは2021年12月にGGL認証を取得しております。
〜燃料発生地点の情報〜
当社が調達するPKSはインドネシア リアウ州及び北スマトラ州より調達しております。
燃料供給事業者一覧はこちら
〜ライフサイクルGHG排出量の基準に照らした最大限の排出削減に関する取り組み内容〜
燃料調達事業者を通じて燃料発生地点の流通経路の把握に努めるとともに、第三者認証取得済みのバイオマス燃料の調達に努めてまいります。
また、当社発電所におけるライフサイクルGHG排出量は18.07g-CO₂/MJ-PKS(2024年3月31日時点)であり、基準値である
180g-CO₂/MJ-PKSの50%未満を下回っていることを確認しております。
今後は、発電事業者である当社においても第三者認証を取得する方針であり、より一層のバイオマス燃料の持続可能性を確保してまいります。

佐賀伊万里バイオマス発電所(仮称)の設備概要

〜完成イメージ〜

イメージ画像

イメージ画像

発電所名 佐賀伊万里バイオマス発電所(仮称)
使用燃料 PKS(主燃料)、その他
発電出力 約46.0MW
年間発電量 約312.000.000kWh/年
固定買取価格 24円/kWh(一般木質バイオマス)
運転開始 2025年5月(予定)

※燃料調達元の農園及び燃料発生地点はインドネシアリアウ州及び北スマトラ州